BLOG #33

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By KURO

洋服を買いに行って、一番心に残っているお店はどこか?

こう聞かれたら迷わず自分は、パリの"Colette"(コレット)と答えます。
最後にColetteを訪れたのは2016年の6月頃だったかと思うのですが、当時僕はファッションウィークの片手間で、隙あれば色々な店を回ろうと考え、「行きたい店リスト」をピックアップしていました。2016年と言えば、KUROはリメイクコレクションをスタートさせ、見た目にもパンチのあるアイテムを海外展開していた頃。僕は展示会でもプレゼンの意味を込めて、コレクションの主力であるREMAKE DENIM JACKETを着用し、せっかくだからとそのままの装いで街に繰り出しました。パリの街は4年に一度のEURO(UEFA欧州選手権)で、どのパブもカフェもフットボール一色。そんな普段とは違った盛り上がりを見せる花の都の中でも、ひときわ賑わいを魅せていたのが、かのColetteでした。

1階は王道のフレンチポップの雰囲気満載で、雑貨・アートブック・CDまで所狭しと陳列されている、いわば宝箱みたいな心地よいごちゃ混ぜ感。毎月タワレコでCDを買うのに試聴機をひたすら漁っていた自分としては、Coletteのセレクトするアーティストたちの音楽はどストライク。何時間でもここに居れるなーとどっぷり音楽に浸りつつも、いやいや今日はアパレルを見ねばと、決意を新たに2階に上がりました。

2階では、博物館の展示のようなディスプレイで、ランウェイの装いをまとったマネキン達が勢揃い。思わず1つ1つのマネキンをトップスからシューズまでつぶさに見ていると、スタッフとおぼしき人が結構な力で肩を叩いてきて、「お前の着てるジャケット、イカすじゃねえか!」的な笑顔でサムアップ。しかもこれ、3回くらいやられました、いろんなスタッフに。笑 お客様と販売員という堅っ苦しい関係ではなく、純粋な洋服好きが集まる店の、独特なコミュニケーション。なんて魅力的な店なんだろうと、思わずこちらも笑顔になります。

そんな明るい空気が流れる店内で、一際異彩を放っていたのが、Veni Vedi Viciこと、VVVのコレクション。初見では、「これ、カッコ良いのか…?」と一瞬戸惑う柄のカットソーもあったのですが、アイテムひとつひとつをよく観察して思いを巡らせると、「消費社会に対するアンチテーゼ」など、強烈なメッセージ性が込められているものも。一瞥をくれたのみでダサいで片付けるか、作り手の思いを汲み取り、自分の中で想像を膨らませられるか。それはまるで、美術館でアートを鑑賞している感覚に陥ったかのよう。この強烈な印象は、日本に帰国したあとも残りました。

本日解禁で様々な媒体にも取り上げていただきましたが…。
KURO × VVVのコラボレーションアイテムが発表、発売開始になりました。

HIGHSNOBIETY
https://highsnobiety.jp/p/kuro-vvv-fw18/

fashionpress
https://www.fashion-press.net/news/42268

上記のような個人的ないきさつもあり、今回KURO × VVVのコラボレーションが実現したことは、本当に感慨深かったです。一見すると、KUROはミニマルでシンプルなデザインを基調としており、原色の色使いやメッセージ性の強いグラフティを用いるVVVとは相容れないように思えますが、生産背景を選び抜いた工場でおこなう姿勢やその作り手の思いを静かに服に込める方法など、実は共通項が多いです。実際、VVVは認可されたオーガニックコットンを原料として使用し、その生産背景は、人道的にも環境的にも優れたブランドであると、高く評価されています。そもそも、Coletteという伝説的なショップで取り扱いがあったという事実だけでも、リスペクトに値すると思っています。

今回発表されたのは、18年春夏のコレクションで瞬く間に完売になった、LOOSE DENIM BIG JACKETを少し色落ちさせ、VVVのデザイナー・ニコラスがデザインした刺繍やペイントを散りばめたデニムジャケット。fashionpress様でご紹介いただいている写真より、気持ち濃いめの色がベースなので、これからの季節の羽織ものとして活躍間違い無いでしょう。銀座店の佐々木が書いている、GINZA SIXの店舗紹介ページでもご紹介しているので、実際の色味含めぜひご覧ください。
https://ginza6.tokyo/news/37276

そして9月上旬に入荷予定なのが、KUROおなじみのビッグシルエットのTシャツに、ポップなタッチのJEEPの刺繍をあしらったBIG TEE。こちらはKHAKIとBEIGEの2色展開。ミリタリーというキーワードからの着想で、このJEEPのデザインが採用されたのですが、よーく目を凝らすと遊び心溢れるニコラスらしい「コラボレーション」の演出が…!ジープのバンパーにさりげなく描かれた文字に注目です。

どちらもKURO GINZA限定の、特別なコラボレーションアイテム。店頭でぜひもっと深く説明させていただければと思うので、GINZA SIXまで気軽に遊びにいらしてください!

KURO 江原

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