#011 - Gジャンといえば
みなさん、こんにちは。山田です。

今年もどうぞよろしくお願いします。

たまには脱線なしでちゃんと仕事を。

今回ご紹介するのは定番のデニムジャケットKARLAでございます。

まず特徴的な生地から。

昨今市場に出回る多くのデニム生地は、整理加工という工程を挟んであります。この整理加工という作業を大まかにまとめますと、以下の通りです。

1毛焼き

2スキュー加工(捻れ防止)

3サンフォライズ加工(縮み防止)


どんどん聞き慣れないワードが出てきますね。。

技術が進歩し上記の様に生地の安定化を図ることができますが、昔のデニムと言ったら洗うとガツンと縮むし、だんだん生地が左側に捻れるわ、表面は毛羽毛羽だし。

この整理加工をしていない生地を、生機(キバタ)と言うのですが、一見デメリットだらけに思える、この生地に独特な表情があります。





フワフワと毛羽の残った表面





洗いをかけると生じる捻れ。

よく見ると生地が縫製糸に引っ張られているパッカリング。

波打った色落ち感。

これがまたクラシックな雰囲気があっていい感じです。


デザインのベースとなる昔の3rd型のGジャンですと、着丈が短い割に見ごろが広く、アームホールが太いのでバランスが難しいので、いかにもビンテージといった感じのシルエットです。

ずいぶんと前の話ですがZARDの坂井泉水さんがデニムショーツに合わせていましたね。これはこれで神がかっていましたね。

可愛いすぎる。。





そして大事なシルエット。

全体的にゆったりとしながらも非常にバランスのとれたシルエットでございます。

この緩さが一周回って現代にも合わせ易くいい感じです。





デニムジャケットというよりはシャツジャケといった感じです。年間通して非常に使いやすく、重ね着にももってこいです。

Gジャンを着てた世代の方は勿論、デニムジャケット派の方、これから時代を作っていく20代の子にもきっとお楽しみいただけるのではないかと思います。

是非チェックしてみてください。
1月 15, 2021 — Adminkurodenim-japan
Tags : KURO TOKYO