2026.03.01
MAISON KITSUNÉ × KURO — パリの詩情と、児島の手仕事
Maison Kitsuné と KURO が、2026年春夏シーズンにカプセルコレクションを発表した。パリと東京、二つの都市を往復してきたブランドと、岡山・児島の生産現場に根を張ってきたブランド。異なる出自を持つ両者が共有していたのは、服を「カルチャー」として捉えるという一点だった。
手描きのポストカードが、デニムの上を旅する
コレクションの中心にあるのは、ワークジャケットとトラウザーのセットアップ。パリのランドマークから着想を得た手描きのポストカードモチーフが、生地の上に配されている。旅の記憶を身にまとうという発想が、そのままデザインに置き換えられた一着だ。イラストは装飾ではなく、移動と文化的な往来の記録として機能している。

コレクション構成
- 手描きポストカードモチーフのデニムワークジャケット / トラウザー(ヒーローピース)
- クラシックなセルヴィッジデニムジャケットと同素材のパンツ
- Maison Kitsuné のフォックスをあしらったサンフェードスウェットシャツ
- パリと東京をモチーフにしたヴィンテージウォッシュTシャツ
- デニムキャップ、トートバッグなどのアクセサリー
いずれもジェンダーレスな設計で、日常のさまざまな場面にシームレスに収まる構成となっている。
すべて、児島で仕上げる
KUROの製品は、染色・裁断・仕上げのすべてを岡山県・児島で行っている。シャトル織機によるセルヴィッジデニムと、受け継がれてきた職人の手仕事。本カプセルも例外なく、全アイテムが日本国内で生産されている。素材の質感と耐久性、そして経年変化によって生まれる不完全さの美しさ。着る人とともに、時間をかけて表情を変えていくことを前提とした仕立てだ。
キャンペーンビジュアルには、その製品をつくる職人たち自身が登場する。彼らが自らの手掛けた服を着るという構図は、技術への敬意をそのまま画面に置き換えたものだ。




三者のことば
「Yusukeは唯一無二の日本デニムのエキスパートです。彼の深いデニムの知識と洗い加工の技術を私たちのものづくりに提供してくれたことに心から感謝しています。共に生み出した美しいピースを店舗でご紹介できることをとても嬉しく思います。」
Gildas Loaëc & Masaya Kuroki, Co-founders of Maison Kitsuné
「このコラボレーションは、スピードを落とし、素材そのものの声に耳を傾けることがテーマです。KUROとの協業により、プロセス、質感、そして長く愛されることに焦点を当てた、意図のあるデニムづくりに取り組むことができました。」
Abigail Smiley Smith, Creative Director of Maison Kitsuné
「クラフツマンシップとストーリーテリングを大切にするMaison Kitsunéとの協業は、私たちにとって非常に特別な出会いとなりました。本カプセルを通じて、日本の精緻なものづくりとパリの詩的な感性が融合し、着る人とともに時間をかけて進化していく服が生まれたと感じています。」
八橋佑輔 / Yusuke Yatsuhashi, Founder and Designer of KURO
発売情報
Maison Kitsuné × KURO カプセルコレクションは、2026年2月25日にワールドワイドで、日本国内では3月3日より販売された。取扱いは Maison Kitsuné 直営店および公式オンラインストア、KURO直営店 The Blue Store および公式オンラインストア。
代官山での展示販売についてはこちらの記事を参照。